『カリー♪』 結婚式や祝いの席で『乾杯の合図』にもなってます

きんじょう まちこ

2014年06月03日 17:00




結婚式には欠かせない「祝福の乾杯」

沖縄式の特徴のひとつなんですが、

乾杯のご発声の方が、冒頭でお祝いの言葉を述べた後、

「それでは、皆様グラスをご用意ください」・・・

その後、お客様は座ったままの乾杯がスタンダードなんです

はっきりとした理由は分からないのですが、

沖縄のご披露宴。 招待客が300名前後の場合が多い事と、
新郎新婦が入場する前から、アルコールも含めたお飲物が提供されるという理由から

乾杯の際には「座ったまま」で、グラスを掲げるというのが多いのでは??と推測しています。

ですので、
県外からお越しの方が「乾杯のご発声」をなさる際には、毎回、その事をお伝えして、
ご起立頂く場合は、挨拶の方に「御起立ください」と、お声かけ頂くか、
司会の私から「グラスを手に、どうぞ、ご起立下さい」とアナウンスしています。

ささいな事なんですが、

沖縄の慣例を「知っているか」「知らないか」だけの違いで、

挨拶をなさる方に、恥をかかせてしまいかねないのです

乾杯の音頭を取って下さる方が決まりましたら、ぜひ一言、お伝えくださいね


そして、ここからは、沖縄方言(うちなーぐち)講座

『乾杯』のご発声の時に、

『カリーさびら~』 『カリーちきやびら~』と言う表現があります。
意味は『(お2人の末永い幸せを祝って)みんなで幸福を付けましょう。幸せを祝いましょう』

乾杯の代わりに、『カリー』だけでもOK

カリー(幸運・祝福・縁起がいい事)

個人的にも、この表現が大好きです

開場中から『カリー』を付けてもらった、新郎新婦お2人の顔は、
なんとも言えない幸せで満たされています


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